1.洗面室ー利用時間を決める
世帯単位で使うもの、個人で使うもの、それぞれの収納場所を決めておく必要がある。朝、複数人が同時利用して衝突することがないように、利用時間のルールづくりが必要。同様に洗濯とその干し場も検討したい。洗濯を世帯ごとに行うのか、一緒に済ませるか、一緒に行う場合はどちらがやるのか。また、洗濯物干し場は同じところか、別の場所に干すか、などを事前に話し合っておく。
2.入浴時間や掃除分担を決める
風呂は、入る順番、マナー、掃除当番を決めておかないと、必ず衝突する。子世帯の小さな子供たちの入浴時間はだいたい夜6〜7時くらいまで。親世帯は、夕方5〜6時など早い時間帯や子供たちの後に入る場合もあるし、スポーツクラブなどで入ってきてしまう場合もちらほら。家庭によってルールはさまざまだが、子世帯の妻が最後に入り、片付けと窓開けを行うというルールはどの家庭でも共通のようである。
3.キッチンの主導権
妻の両親の同居であれば、妻が主導権をもち、母とのコミュニケーションでうまくやっていけるケースが多い。逆に、夫の母親と嫁である妻が一緒のキッチンを使う場合は、夫の母親が主導権を握っているケースがほとんどで、嫁はそれを手伝うという状況で後片付けを受け持つことが多い。しかし、嫁に料理をつくってほしいと思っている姑も少なくない。姑と嫁の料理をする曜日を決めるのもよいだろう。
4.リビングは二つのゾーン
ダイニングは世帯ごとに食事の時間がずれている場合でも、全員が座れるダイニングテーブルを置く。食器などは、あらかじめ種類や分量を調整しておかないと、後から揉める。器の趣味が合わなかったりすると最悪。一方のリビングは、親世帯と子世帯が過ごす2つのゾーンを設けておく。ある程度距離感をもってくつろげる居場所が重要となる。リビングに何を飾るかも事前に相談したほうがよい。