二世帯住宅の間取り

「外からの独立と、内への開放」がテーマです。
外に向かう開口部を最小限に留め、外壁をそのまま外構に見立てることで、シンプルなフォルムとプライバシー確保を両立しました。
　 内に向かっては大胆なまでにオープン。明と暗、広と狭、高と低といったコントラストの活用で、空間に広がりと変化を与えています。
　上手に取り入れた光と風に四季のうつろいを感じ、空間そのものの解放感と相まって、一層の快適性を実現したお住まいです。

Y様ご夫婦が目指したものは、温もりあるシンプルモダン。内外装ともに、装飾を極限まで削ぎ落とし、白で統一された壁面が抽象性すら感じさせます。生み出された反射光や陰影が、建物と空間の美しさを際立たせています。決して冷たい印象にならないのは、インテリアアイテムと居住性のおかげでしょうか。まさに都市型住宅のお手本です。

玄関では壁にニッチを設け、奥様お手製のフラワーアレンジメントや可愛いバリ土産の魚、等々、さり気なく置かれたアクセサリーが、温かいおもてなしの心を感じさせてくれます。天井の照明器具は、曲線に配され、各方向を照らす工夫が施されています。
玄関収納を浮かせて、おしゃれな間接照明になっており、面積以上の広がりを与えています。

キッチンからは、ダイニング・リビングを介し、素敵な和室やテラスまでが一望できます。テラスはアウトドアリビングとして各室と一体感があり、バーベキューパーティーにも最適です。
会話するキッチンともいわれる、アイランド・キッチンは、集まる皆が料理人になります。家族で楽しいクッキングタイムの始まりです。

和室というより、和のテイストをスマートにあしらったタタミルームといったイメージです。壁面収納の下に地窓が配され、陰影の演出と床面の広がりを感じさせるしつらえは、玄関収納と共通する手法です。
白の壁面収納の扉の取っ手の高さを、室内外で揃えることによって、空間の連続間や全体の統一感を損なわないようにしています。

リビングの吹き抜けは、まるで西洋建築のように高さたっぷり。ハイサイドライトからはふんだんに光のシャワーを浴びることができ、夜は満点の星空が眺望できます。
天井のシーリングファンはリビングの空気を効果的に循環させ、下部のすべり出し窓を開放すればいつでも新鮮な空気を取り入れることができます。

●家を建てようと思った時期と
そのきっかけは？

現在、中学校(中２)と小学校(小３)に通学している二人の子供の成長と共に、教育や環境のことを考え、我が家のライフスタイルに合ったマイホーム実現の必要性を感じておりました。子供の校区選びから土地の探索が徐々に始まり、２年ほど前から、住宅展示場をはじめ、住宅雑誌等でプラン等の勉強と情報収集を始めました。（奥様談）

●ティーアンドダブリューを選んだポイントは？

第一に、Ｔ＆Ｗの担当プロデューサーであるＫさんの人柄と対応でした。
Ｔ＆Ｗさんの前に３社検討しておりましたが、私たちがこだわりる空間のイメージ（立体的なことも含め）が、なかなか伝わらないと感じていました。
そして昨年休日に家族で出かけた折、たまたま目に留まった住宅の見学会場に立ち寄ったのです。でも建物よりむしろ、Ｋさんの応対が印象的でした。（ご主人様・奥様談）

●Ｋのどこが違うと感じられたのでしょうか？

①はじめにヒアリングの仕方です。とにかく丁寧でした。話の内容は、全て複写便箋にて議事録にまとめていただき、常に確認することができましたので、安心・感心した次第です。
②次に、斬新な提案でした。デザイン・アイディア面で、私たちが求めるところの意味を正確に理解し、柔軟な発想で実現してくれたことです。
③そして何よりも決め手になったのは、心のこもった表現力でした。提案が、大きく、カラーで(空間のイメージコラージュ)観やすかったこと。直筆の綺麗な図面類からは、生活をリアルに感じ取ることができ、感動しました。また、マイホーム教室にも飛び入り参加させてもらいました。（奥様談）

そこでＴ＆Ｗでも設計監修をされているというＯ先生の設計思想に感動しました。
Ｋさんのおかげで、様々な方との絶妙のコラボレーションが実現し、私達の思いをいろいろな形に紐解いてくれたことに大変感謝しています（ご夫婦談）