収納スペースのリフォーム案
最初から寝室に続いてトイレや洗面所、ミニキッチンがあったほうが良いですが、若いうちはトイレの位置が寝室から少しくらい離れていても、広いクロゼットの方がより必要であるということも多いはず。
ところが高齢になると夜中のトイレは不可欠で、そうなるとできるだけ寝室の近くにトイレが欲しくなります。介護のことを考えると、洗面所やミニキッチンもできるだけ近くにという要求も出てきます。
こんなときには、寝室に続く押し入れや納戸を改造すると、ほかの生活に支障なく手軽に使いやすくなります。図は老人室の壁や建具を取り払って、ミニキッチンや洗面所を部屋の延長としてつくり、介護する人の部屋も隣接させるリフォーム例です。
少しずつ、そのときどきの必要に合わせて改修しながら住み継いでいくことは、省資源、省エネルギーのための最低の努めです。こうしたことを考えながら間取りづくりをすることも、とても大切なことです。