二世帯住宅の間取り

外観デザインに間取りが影響すると思う人は、少ないのではないでしょうか。家の前を歩く人に「明らかにここはトイレだな」と分かってしまうような窓があったり、浴室の音が筒抜けになっているような家をよく見かけます。これでは、たとえ内部の機能性は良くても、いい間取りとは言えません。

外観では、壁量に対する窓の位置や大きさのバランスを考えることも必要です。また外壁に陰影をつける間取りの凹凸は内部のデザインにそのまま現れるので外観デザインと間取りは切り離せない関係にあります。

いい間取りとは、単に平面的なものだけではありません。立体的なデザインのよさなくして快適さを与えることはないのですから、外観のデザインも間取りと一緒に考えましょう。この窓は通りからどう見えるのか、玄関ドアまでのアプローチは魅力に溢れたものになるだろうか・・・と。