上下階での遮音対策
音対策におけるプランニング上の基本は、寝室の上部に水廻りをもってこないことだが、親の寝室の上にリビングがきてしまうような場合、その遮音は相当慎重になる。
では真上でなければ大丈夫かというと、思いのほか音が伝わることもある。
したがって、最低でも床面と天井面の両方に遮音措置を講じることが望ましい。
木造では、子供が走る足元などが下階に伝わりやすい。太鼓上の音ほど辛いものはない。
音を完全に遮断するのは難しいが、石膏ボードやロックウールなど材料を重ねることによって気にならないレベルにすることができる。
傾斜地に建つこの住宅は、北側道路から駐車スペースを経て2階の玄関にアクセスする。
建物と駐車スペースにアクセスする。建物と駐車スペースの間に設けた木製デッキに列柱を立て、その裏側を自転車置き場にした。
雑然とした感じにならないように、また、見え隠れさせることで防犯に配慮すると同時に玄関ポーチらしさを演出している。
30m厚のベイヒバのスノコ中央に建てられた列柱が、裏の自転車置き場を見え隠れの状態にする。