二世帯間に階段室を配置
シリンダー状の階段室は1階から3階まで吹き抜けていて、トップライトから光が入る設計になっている。
子世帯の広間と親世帯の空間を、必要に応じて引戸で間仕切り、さまざまな生活の場面に対応する。
シリンダー状の階段室は土壁仕上げで、曲面の引戸が出入口となっており、広間や親世帯スペースの門扉のような役割を果たしている。
引戸にはガラスを入れ、閉じた状態でも階段室のトップライトからの明るい光が入るようになっている。
共用の広間と親世帯のダイニングキッチン、寝室の3空間に間仕切りの引戸を設置。
プライバシーを守りつつ、二世帯間の気配を伝えられるようになっている。
引戸上の欄間をガラスにしたので、広間とダイニングキッチン、寝室の天井がひとつながりになっている。
また、引戸には小さなガラスを入れ、光がこぼれるデザインとした。
子世帯のキッチン前から親世帯の寝室方向を見れば、欄間のガラスや引戸の小窓から気配が伝わる。