共有玄関に手洗い器を設置
二世帯で上手く暮らしていくためにお互いをさりげなく気づかうことはとても大切になってくる。
以下に紹介する共有玄関の設計はそれを表した良い例である。
1階に親世帯、2階に子世帯が暮らす二世帯住宅で、玄関は共用している。
両世帯の健康のため、帰宅と同時にうがいや手洗いができるように、共有玄関の収納部に手洗い器を組み込んだ。
カウンターの上に器がそのまま置いてあるように、手洗い器がすっきりと埋め込まれている。手洗い器に入る朝日と床を照らす間接照明により、家族は気持ちよく外出し、帰宅する。
階段室の吹抜けを貫く縦長の窓前に設置したので、明るく衛生的だ。収納下部には照明器具を埋め込み、間接照明を施している。
2階まで伸びる縦長の窓は東に面するので、朝日が入りすがすがしい。
二世帯住宅で大切になってくるのはお互いがより気持ちよく暮らそうとする気持ちと工夫ではないだろうか。