天窓からの採光を考える
住宅密集地に立地するため、主に屋上のペントハウスの天窓と、吹抜け最上部にあたる3階天井下の高窓から光を取り入れている。この自然光を吹抜け、蹴込み板のない透かし階段、足元を開けた吊り下げ収納棚、床に設けたスリットなどを通して、1階の親世帯の部屋まで届けている。
天窓からの光/屋上からのペントハウスの天窓から採り入れた光は、階段室を通して、まず3階に届けられる。
光の廻り込みに加え、視覚的な効果も狙って足元を開けた構成にしている。
高窓からの光/高窓から取り込まれた自然光は、白い壁と天井に反射しながら下りてくる。隣家からの視線を気にすることもない。
2階からの光/子世帯のリビング・ダイニングの床に設けたスリットを通して、光は1階の親世帯まで届けられる。
1階にある親世帯のリビング・寝室。右上に見えるのが2階の床に開いたスリット窓。ここから自然光が届けられる。 | 正面奥は吹抜け上部の高窓。手前の収納棚は天井から吊り下げて足元を空けている。 |