親世帯の就寝を知らせるライト
二世帯住宅で失敗しやすいのが音の問題。とくに木造住宅の場合、ドスンドスンといった重量音を完全に防ぐことは難しい。そこで1階の親世帯に設けたトップライトが、夜は光を通して上階の子世帯のデッキガーデンライトとして機能し、明かりが消えると就寝の合図となり、住まい手の配慮を促す仕掛けを考えた。
トップライトをベンチでカバー。ガラスを保護するとともに、夏の強い日射を遮断する。 | 床下に遮音シートを敷き、吸音材を入れるが、それでも子供たちの足音は親世帯の1階に響く。静かにするという気遣いは必要である。親世帯スペースの明かりは、トップライトから漏れ、デッキのガーデンライトになる。明かりが消えれば親世帯の就寝の合図 |
トップライトの上部にガラス面の保護も兼ねて木製のベンチを設けた。子供たちの遊び場になったり、お風呂上がりに涼んだり、愛煙家パパの喫煙場所としても使われる。 | 1階の親世帯LDKのトップライトが夜は光を通して、2階の子世帯デッキへのガーデンライトになり、消えると就寝の合図になる。 |