二世帯住宅の最適な距離感
いくら「みんな仲良く」といっても、二世帯住宅では広いワンルームのリビングより、狭くても2つに分かれるようなL型のリビングのほうが良い場合もある。子育て時にはひたすら子どもに引っ掻き回されるリビングは2つのスペースをもつことで、子供の散らかしをまとめることができる。また、家族が思い思いに自分の好きなことをするためには、3m程度の距離がとれるように空間をつくるとよい。それが一緒にうまく暮らす秘訣になると思う。
家族のスペースは、階段越しに見えるワークスペースと畳の間のリビング・ダイニングの2つに分かれているほうが思い思いに過ごすことができる。 | 本棚とテーブルを備え、読書や勉強に使用する家族図書館をキッチン脇に配置。リビング・ダイニングにいながら家族図書館で勉強する子どもたちをなんとも見守られるのが良い |
キッチンを中心にリビング・ダイニングと家族図書館が2方向に分かれている。3つのスペースが3mの距離を保つ。家族スペースのトライアングルと呼べるだろう。 | ワークスペース、リビング、ダイニング、キッチンそれぞれ3mというほどよい距離をとっていることで、一緒にいながら一人を感じられて心地良い。 |