1.共有の中庭の使い方

各世帯が中庭を挟んで対面するプランは、それぞれの生活をどの程度オープンにするか十分に検討しましょう。また、必要であればいつでも「閉じること」ができるようにしておくといいです。
共用の中庭は使い方が制約されることがあります。 親世帯と子世帯が一緒に参加できるような使い方をしないと、利用頻度も下がり、数年後には使わない庭になりかねません。
2.浴室は親世帯スペースの近くに

浴室を利用する場合は、親世帯スペースの近くに設ける。ただし、寝室に隣接させると音の伝わりが問題となります。
子世帯の入浴が夜遅くなるようなら、子世帯スペースにシャワー室を設けておくのも一案です。
3.ゲストルームは動線も考慮
二世帯住宅では来客を通す部屋や友人・親族などのゲストルームとして、和室が設けられることが多くあります。設計上のポイントは、お茶や食事などを運ぶ動線とトイレの位置。トイレは和室からあまり遠くならない位置にすると使い勝手がよくなります。
ちなみに子世帯の妻が主催する「おうちカフェ」「ママ友会」などではこの手の部屋は使われない傾向にあります。プライベートな談笑を親世帯の近くで繰り広げるのは気が引けるためです。
ご検討の際は、自分がどのぐらい部屋を使うかで重要度を図ってみても、よいかもしれないですね。


